標準的なフィルムとして、ISO感度100、200、400のフィルムがありますが、どのように使い分けたら良いでしょうか。(上京区 Sさん)

 

        
フィルムの使い分けは人それぞれですが、一般的には被写体を中心に使い分けるのと表現目的によって変える場合があります。それはフィルム感度と特性を作画に利用することにあります。

ISO100、200のフィルムはシャープなきめ細かい画質を作るので、女性のポートレートや子供のやわらかい皮膚感、繊細な花びらや風景描写に、また高感度フィルムを使うと露出過度になってしまう真夏の海や山、晴天の雪景色などに適しています。

ISO400のフィルムは高感度なので、動きの速いスポーツや気楽なスナップもシャープに写し止めることができます。又、薄暗い場所でもフラッシュ無しで撮れ、ストロボを使えば遠くまで明るく写し込めるので夜景や集合写真などに威力を発揮し、守備範囲の広いフィルムと言えます。又、陽射しの弱い冬は400を、夏は100をという季節による大雑把な使い分けもあります。

カメラとフィルムの関係は、DXコードと言うシステムで自動的に感度などがセットされるので、カメラにフィルムを装填するだけで撮影が始められます。



使用有効期限が2年前に切れているフィルムが出できました。いま使っても大丈夫ですか?又、冷蔵庫に保存しておくと良いと聞きましたが本当ですか?(上京区 Mさん)
  
フィルムも野菜や魚と同じ「生もの」ですので、2年前に期限切れのフィルムで撮影しても正常に発色した写真を期待することは出来ません。撮影に使うことは避けてください。こうした失敗をしないためにも、いつもフィルム外箱の年月表示に注意して、有効期限がはやく切れる方から先に使うという習慣をつけることをおすすめします。
長期間しない未使用のフィルムは冷蔵庫で保存するのがベストです。撮影する時、室温に戻してからご使用ください。又、撮影されたフィルムは「潜像状態」といって化学的に不安定な状態にありますので、有効期限内であっても出来るだけ早く現像されることをお勧めします。長期間(特に暑い時期)撮影済みのフィルムをカメラの中に入れっ放しにしておきますと変色、退色の原因となり、美しいプリントに仕上がりませんのでご注意ください。



フィルムの説明書に「海外旅行では機内持込みにして、預け入れ荷物にはしないように」とありますが、フィルムはX線検査を通さないほうがいいのですか?(北区 Nさん)

1998年4月に世界の空港が新型のX線検査装置を導入し始めました。この装置は高性能で、航空機ハイジャック防止に威力を持つこれまでにない強力なものです。塔乗時にフィルムを預け入れの荷物にいれると、その強力なチェックの影響を受けてしまうことがあり、光を引くようにカブってしまうことが考えられます。そこで、旅行される皆様に対し「撮影済みかどうかにかかわらず未現像フィルムは機内持込み手荷物にするように」とのお願いが出されているのです。フィルムを運ぶ方法は、飛行機の荷物室に収納する「預け入れ荷物」と、乗客が座席に持込む「機内持込み手荷物」の2種類があります。更に、手荷物の場合は、検査装置を通過する場合と人間の手でおこなわれる検査の2つに分かれますので、「フィルムです」といって手検査を受ける方法がもっとも安心できます。




家族のアルバム作りのコツのようなものはありますか?又、家の中のどこに保管するのが一番よいでしょう。(北区 Eさん)

家族の写真をアルバムにしてまとめる場合、一般的には三つの方法があります。
日記型 月日を追って、家族の出来事を一つにまとめて1冊目、2冊目と続けていく。
個人型 両親用・子供用と各人の専用アルバムを用意して貼り込んでいく。
テーマ型 ○○小学校・遠足・○○旅行などテーマ別に分冊してまとめる。
どれも良いところ、悪いところがありますが、とにかく好きな方法を決めてスタートすることです。写真の整理で大事なことは、一枚一枚のプリントが家族の歴史なのですから、写真店からプリントをもらってきたら、直ぐそのDP袋に年月日・撮影場所・写っている人の名前等記入しておきましょう。
ネガとアルバムは一緒に置かず別々に保管しておくと、どちらかが見つからなくても再度プリントできるので安心です。

保管場所のポイントには「温度」「湿度」「換気」の三つがあります。「温度」は低いほど保存条件として望ましく、西日が長い時間差し込む部屋等温度の高い場所は保管するのに適していません。「湿度」は高くもなく低くもないのが望ましく、また「換気」の点では通気性のある場所が良いのです。特に注意しなければならないのは押し入れです。押入れは、物を仕舞うのに便利なのでネガやアルバムを保管しがちですが、最も湿気がこもりやすい場所なので良くありません。
こうしてどこが適当かと考えると意外に少ないことに気がつきます。いつもはあまり暖房をかけない部屋の書棚の中段あたりという結論になるのですが‥。




夜、フラッシュ撮影したところ、友達の目が真っ赤に写りました。どうしてそうなったのでしょうか。(中京区 Tさん)

「赤目現象」といって、暗いところで虹彩(瞳)が開き、網膜の血管がフラッシュに映し出されるのが原因です。人間の体で血管が直接観察できるのは網膜だけで、その状態で全身の血管症状が分かるそうです。
防ぎ方は、カメラの「赤目軽減モード」を利用するか、いったん明るいところを見ていてもらい、声をかけて素早くシャッターを切るのがコツです。




メーカーの名前の入っていない、チョット安っぽい感じの写ルンですを買い、現像に出したところ写真がきれいに仕上がってきませんでした。何か原因があるのでしょうか。(中京区 Sさん)

観光地などで、使い終わった写ルンですの本体をそのまま再利用している売っている商品をお買いになったのだと思います。中には、割れたり、ヒビが入ったりしたものをそのまま使っている粗悪なものがあり、光線カブリすることがあります。又、中に入っているフィルムも国産品でない場合が多く、プリントに際してフィルムのデータがなく、写真の仕上がりに影響がある場合があります。これからは、どこのメーカーの製品か良く確かめてお買い求めください。


TOPオーナー紹介カラープリント証明写真デジカメ/
CD−Rこんな事撮り方かわいいで賞テレシネ割引券
ポイントカードキャンペーン京都市電京都市電Uオークション/