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7月17日は祇園祭山鉾巡行の為、市電は京都駅−四条河原町間で折返し運転を行っていました。
今からおよそ1100年前、清和天皇の貞観11年(869年)に京都に疫病が流行し、退散を祈願したのが祇園祭のはじまりと伝えられています。保元・平治・応仁などの乱のたびに祭礼は一たん途絶えますが、町衆の手によってすみやかに復興するとともに従来にも増して創意や趣向がこらされていきます。山鉾が今みられるような形になり、豪華な飾りをつけるようになったのは、安土桃山時代、京の豪商が南蛮貿易などで持ち帰った舶来のタペストリーや国産最高級の西陣織などが、惜しげもなく競って用いられるようになってからです。このように、祇園祭は1000年の伝統を誇り、京都の歴史とともに歩んできたといえます。 |